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おすすめの国語辞典を徹底比較!【5選】

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本記事では、紙媒体の国語辞典を5点紹介します。それぞれ、特色が異なっているため、自分の利用方法に適した国語辞典を見つけてください。

『日本国語大辞典』第2版 小学館 2000-2002年 全13冊+別巻


  • 50万項目、100万用例を収録。
  • 全13冊+別巻1冊。
  • 定価21万円。

日本最大級の国語辞典。言葉を調べるときに最初に利用するべき基本的なツール。ありとあらゆる分野の研究者3000人以上が40年以上の歳月を費やして完成した最強の国語辞典です。

言葉の成り立ち、意味や用法の変遷、言葉の歴史などを解説した「語誌」欄、それぞれの使用地域を表示した「方言」項目、語源の諸説を記載した「語源説」欄など、言葉への多彩なアプローチが可能になっています。

空間的、金銭的な制約があるため、通常は図書館で利用することになります。

Amazonで中古本を購入する場合、格安で購入できることがありますが、あまりおすすめはできません。『日本国語大辞典』が自宅に全部揃っていたらクレイジーな読書家です。

『広辞苑』普通版 第7版 岩波書店 2018年 二分冊(本体+付録)

第六版に収録されている項目を分野ごとに抽出し、各界の専門家が全面的に校閲。文学・歴史から物理学・医学、美術・音楽に武芸・茶道、スポーツ・サブカルチャーまで、学問の研究の進展や最新の動向を反映し、また旧版の不備を補うなどして、より正確で簡潔な解説に改めました。一方、現代生活や各分野の理解に必須の言葉を新たに選定、執筆していただいています。

引用:『広辞苑 第七版』特色 岩波書店

  • 約25万語を収録。
  • 全2冊。

『広辞苑』は、「歴史的記述優先方式」を採用していて、語釈(語句の解釈)を過去の時代から順番に掲載しています。現代的な意味だけではなく、日本語の歴史的な変遷に興味があるなら『広辞苑』がおすすめです。

古語を多数収録していて、日本文学の古典作品から引用が豊富です。図版も収録しているため、視覚的に理解をすることができます。

『大辞林』第3版 三省堂 2006年 1冊

・1冊もの大型国語辞典として、現代の文字・活字文化を支える基本辞典となることを目指す。
・現代語を中心とした国語辞典として、21世紀初頭の日本語の姿を映し出す辞典となることを目指す。

引用:「大辞林第三版」三省堂

  • 約24万語を収録
  • 全1冊。
  • 定価7,800円。

『大辞林』「現代語義優先方式」を採用していて、現代的な意味・用法から順番に掲載しています。現代的な意味・用法を重視するなら、『大辞林』がおすすめです。

『大辞泉』第2版 小学館 2012年 2冊

  • 約25万語を収録。
  • 全2冊。
  • 定価15000円。

『大辞泉』は、「横組みレイアウト」を採用していて、アルファベット・数式・化学式を含んでいる文章を本を傾けずに自然に読むことができます。文字サイズも大きく、フォントもすっきりしているため、「読みやすさ」にこだわるなら、『大辞泉』がおすすめです。

付属のDVD-ROM(Windows対応)は、「前方一致」「部分一致」検索のほかに「全文検索」機能を用いて、解説文の中の言葉から項目を呼び出すことができます。2015年にデータの更新は終了しています。

『新潮国語辞典』第2版 新潮社 1995年 1冊

  • 約14万語を収録。
  • 全1冊。

『新潮国語辞典』の特徴は、現代語と古語を1冊に収録していることです。

基本語・古語の用例と出典、歴史的仮名遣い、漢字使用規則を掲載していて、巻末には文法概説、国語関係の法令集、常用漢字音訓表、官位相当表、季語一覧の付録があります。古語の学習を重視するなら、『新潮国語辞典』がおすすめです。

【まとめ】国語辞典の比較表

収録語数冊数特徴定価情報
『日本国語大辞典』約50万語全14冊収録語数が圧倒的で信頼度抜群21万円
『広辞苑』約25万語全2冊「歴史的記述優先方式」を採用
『大辞林』約24万語全1冊「現代語義優先方式」を採用7,800円
『大辞泉』約25万語全2冊「横組みレイアウト」を採用15,000円
『新潮国語辞典』約14万語全1冊現代語と古語を1冊に収録

一般的な利用方法なら、『広辞苑』『大辞林』『大辞泉』の3つの定番選択肢から選ぶことになります。小・中学生なら『大辞林』『大辞泉』、高校生以上の学習者なら『広辞苑』を選んでもいいでしょう。

小説家を目指しているなら、思い切って『日本国語大辞典』を購入してもよいかもしれません。

古典の勉強をしているなら、古語辞典以外に『新潮国語辞典』を用意しておいたら便利です。

あなたの利用方法に適した国語辞典を選んでみてください。

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