2022年11月3日(木曜日)から、「三服文学賞」の募集が始まりました。さまざまなゲストを招待して「書く愉しみ」を応援する3種類のワークショップが開催されます。
三服文学賞とは
佐賀県嬉野市の旅館「和多屋別荘」では、お茶と本を愉しむための書店「BOOKS&TEA 三服」を館内で営業しています。「三服文学賞」は和多屋別荘が主宰する温泉旅館発の新しい文学賞、三服や嬉野温泉に関わりのある7つの事柄をテーマに文学作品を募集しています。
大賞受賞者には「賞金10万円」と、「和多屋別荘に1年間宿泊して執筆活動ができる“三服作家”としてのライターインレジデンスの権利」が進呈されます。
今回、三服文学賞の作品募集に伴い、3種類のワークショップが開催されます。ワークショップはインスタグラムでライブ配信が行われ、配信後はアーカイブ視聴が可能となります。現地でワークショップに参加することができない方もぜひご活用ください。
ワークショップ「いま最も注目を集める若手歌人による短歌クロストーク~たとえば、のつくり方~」
開催日時:2023年1月8日(日曜日)13:00~14:30
テーマとなる単語に基づいて短歌をつくる「テーマ詠」について、歌人の上坂あゆ美さんと岡本真帆さんによるクロストークが行われます。どのような視点で日常を切り取り、31字の短歌に昇華させているのか。短歌を作ったことがない方もきっと自分だけの一首を詠みたくなる内容になっています。クロストークの後には、サイン会が実施されます。
上坂あゆ美(うえさかあゆみ)
1991年、静岡県生まれ。東京都在住。2017年から短歌をつくり始め、2022年2月に第一歌集「老人ホームで死ぬほどモテたい」(書肆侃侃房)を刊行。他、「無害老人計画」(田畑書店)や雑誌への寄稿など、エッセイも多数執筆。
出典:プレスリリース
岡本真帆(おかもとまほ)
歌人。1989年生まれ。高知県の四万十川のほとりで育つ。未来短歌会「陸から海へ」出身。会社員として働くかたわら、2022年に第一歌集「水上バス浅草行き」(ナナロク社)を刊行。
出典:プレスリリース
ワークショップ「プロが教える、小説の書き方連続講座」
開催日時:2023年1月15日(日曜日)、2月11日(土曜日)、3月5日(日曜日)、各日13:00~14:30
自身が教える「作家塾」にて、プロ作家を輩出してきた花野純子さんから小説の書き方のコツを分かりやすく教えてもらうワークショップです。実際に、書く時間も講義の中に取り入れられ、受講者全員で書いているライブ感を楽しみながら小説を書き上げることができます。
花野純子(はなのじゅんこ)
映画監督・脚本家・アーティスト。2008年より花野組福岡・作家塾講師。現在、福岡大学商学部でプロット、通信制高校でライトノベル、講師。最近の活動は 2021年 映画「SOUL OF LOVE」 監督・脚本、2022年 北九州市立美術館でパフォーマンス「アルチュール・ランボー詩と手紙」上演、2022年 三島由紀夫「黒蜥蜴」(原作 江戸川乱歩)演出。現在、エドガー・アラン・ポーの「大鴉」原作の自主映画「ポーの彼方」を監督・脚本担当で制作中。2023年3月に北九州市立「松本清張記念館」にて上映予定。
出典:プレスリリース
ワークショップ「good title lesson~良いタイトルの本だけ扱う本屋の、良いタイトル講座~」
開催日時:2023年1月28日(土曜日)13:00~終了時刻未定 ※本ワークショップのみ現地開催+インスタグラム配信のみでアーカイブ化は行われません。
倉成英俊さんは良いタイトルの本だけを販売する本屋「good title books」を主宰しています。今回のワークショップは、良いタイトルについて一緒に考えるという内容になっています。内容に興味を持ってもらうために、タイトルは非常に重要です。文章や本のタイトルとしてはもちろん、お店のタイトル、プレゼンのタイトル、作品のタイトル、イベントのタイトルなど、生活に密着したあらゆることに応用が効きます。
倉成英俊(くらなりひでとし)
佐賀県生まれ。電通クリエーティブ局にて、コピーライターとしてキャリアをスタート。ポカリスエット、ボスジャン、角川文庫、東京ガス他、多数の広告を制作。カンヌ広告賞をはじめ数々の世界の広告賞を受賞した後、APEC JAPAN 2010や東京モーターショー2011他、様々なジャンルのプロジェクトをリード。「電通Bチーム」「アクティブラーニングこんなのどうだろう研究所」などの組織を設立後、2020年Creative Project Baseを創業。2022年4月、良いタイトルの本だけ販売する世界初の本屋「good title books (stores.jp)」を開店。著書に「仕事に『好き』を、混ぜていく。」「伝説の授業採集」ほか。
出典:プレスリリース
「三服文学賞」に応募予定の方はワークショップにも参加をされてみてはいかがでしょうか?
プレスリリース「温泉旅館発の文学賞「三服文学賞」応募への近道。様々なゲストを迎えて、“書く愉しみ”を応援するワークショップを開催します!」