2022年11月27日(日曜日)、「Gakken」から第30回小川未明文学賞大賞受賞作品「カステラアパートのざらめさん」が刊行されました。
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小川未明文学賞とは
「小川未明文学賞」は、「赤いろうそくと人魚」「野ばら」をはじめとした数々の童話作品を残した新潟県上越市出身の児童文学作家・小川未明の功績を記念して創設された文学賞です。
第30回小川未明文学賞には、短編部門317編、長編部門236編、総数553編の応募があり、大賞には長編部門から『カステラアパートのざらめさん』が選ばれ、2022年11月27日(日曜日)に書籍化されました。
第30回小川未明文学賞大賞受賞作品「カステラアパートのざらめさん」
好奇心旺盛な小学4年生のこのみは、拾った猫を飼うために「カステラアパート」に引っ越しますが、アパートの住人や大家さんと交流をするうちに、不思議な出来事に出くわすようになります。身近な場所が舞台になっていて、親近感を持ちながらも、その延長にあるドキドキを楽しみながら読むことができます。
作者の島村木綿子さんの「たとえ血がつながっていなくても、人間じゃなくても、自分を大切に思ってくれる誰かが身近にいる、と感じとってほしい」という思いが込められている作品。お話には、アパートの住人たちのほかに、たくさんの動物も登場します。
イラストは「トラブル旅行社」「ミッチの道ばたコレクション」の絵を描いたコマツシンヤさんが担当しています。対象は小学校中学年から。電子版も配信予定です。
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プレスリリース「550点を超える応募作から選ばれた、第30回小川未明文学賞大賞作品『カステラアパートのざらめさん』刊行!」