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『資本論』マルクス 第2章「交換過程」

マルクス 資本論 外国文学

第2章の冒頭でマルクスは次のように述べています。

「われわれは、一般に、人々の経済的仮装は経済的諸関係の人格化にすぎず、この経済的諸関係の担い手として、彼らが相対しているということを見るであろう」

さて、商品所有者の人間は、市場で商品を交換します。この交換過程は、価値形態から貨幣形態への発展と一致しています。第1章で学習した価値形態の変遷を思い出しましょう。

「すべての商品は、その所有者にたいしては非使用価値であり、その非所有者にたいしては使用価値である。しかし、この持ち手変更がその交換をなすのである」

商品とは、余剰生産物から発生しています。Aさんにとって使用価値のないものでも、Bさんにとっては使用価値があるかもしれません。したがって、交換が発生します。この交換によって、商品は商品になることができるわけです。

第1章で見た一般的等価形態を持つ商品は、特別な種類の商品に固定します。つまり、貨幣形態に変化します。歴史的には、金と銀が選ばれました。なぜでしょうか。

「価値の適当な現象形態、または抽象的な、したがってまた等一な人間労働の体化物となりうるものは、ただその見本のどれをとっても、同一の、ことなるところのない質をもっているような物質だけである。他方において、価値の大いさの差異は、純粋に量的なものであるから、貨幣商品は、純粋に量的差異を表しえなければならない。したがって、随意に分割しえ、またその分割部分を再び合体させうるものでなければならぬ。しかして金と銀とは、このような属性をほんらいもっている」

確かに、金と銀は、分割することが可能であり、合体することも可能であり、各部分も同じ性質を持っていますよね。そういうわけで、金と銀が貨幣形態として選ばれました。

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